最近、スズキの周りでは、ゲボチョ出ちゃう病が蔓延しておりまして、先日Aっくんも寝る前にゲボチョしちゃいました。放物線を描いて飛んでいくゲボチョを見たのは、Aっくんがまだミルクを飲んでいた頃以来です。あの頃と決定的に違うのは、ゲボチョがカレー臭いことでしょうか。夕飯はカレーでした。
まあ、翌日には本人もケロリとしていたので別に心配なかったのですが、その3日後あたり、やってきましたよ。オイラにも。
その日はAっくんの病院が朝夕と2箇所あったので、朝の病院が終わってから夕方の病院までの間、家でのんびりしておりました。ゆっくりお茶など飲みながら、持ち帰った仕事をぽちぽちしていると、どーも胃がたぷたぷな感じ。お茶の飲みすぎかなぁと思って気にせず、2時頃昼メシをつめこんで、Aっくんをピックアップして病院へGO。
が。
待合室に子どものアメかガムのにおいが充満しており、なにやらツワリみたいに不快になってきた。ややや。ま、まずいぞ。さすがに体調異変に気づくワタシ。その時の病院は子ども病院なので、1時間待たされることはザラである。が、この体調、とても1時間待てるとは思えない。
やばい。やばいです。だんだんゲボチョ準備完了になってまいりましたッ。こいつはキケンです。子ども病院でオトナがゲボチョしたときの気まずさやいかに!
なんてせっぱつまっているワタシに向かって、待たされて退屈きわまったAっくんが言った。
「マァマッ!おかち*1買ってきてッ!」
彼も退屈なのである。判ってる。が、ママさんそれどころじゃナイアルよ。
「今ママ買い物に行ったら死んじゃうよぉ。勘弁してぇ」
必至の訴えは却下された。
「ママ死んでいいよ。買ってきて」
ムカッ!
「ママが死んじゃったらもう二度とママに会えないんだぞ。泣いたって喚いたってママ帰ってこないんだぞ!しれでもいいんだなッ!」
たかがゲボチョ出そうなぐらいで大げさなと自分でも思うが、思わず言ってしまったのである。
Aっくんは一瞬固まって、それからだんだん口がヨコに広がって泣き顔になり、やがて両手で顔を覆ってしくしくと*2「ママ、ちんじゃイヤ〜」と泣き始めたのである。慌てて慰めてとりなしたものの、その後もワタシが具合悪そうにしていると「ちんじゃイヤ」と泣きそうになる。
以前は遊びで戦っていたときなど、必殺技を繰りだした後「ねえ、死んで」と倒れて欲しがったのだが、その後決して「死んで」という言葉を使わなくなった*3。御年3歳にして、何らかの死の観念を持ったらしいAっくんである。
